昨年から始まった新人教育ネタです。
以前、「目標を持つこと」の重要性を書きました。
その新人とは何度も話していますが、やはり目標を立てるのは難しいようでした。」
まあ、何度も話し合って、まずは情報処理技術者試験の「基本情報技術者試験」を取るということになりました。
それで本人的には目標を立てるというミッションをクリアしたと安堵していたようですが・・・実際、目標を立てただけで勝手に実力がついたり、物事が進むのであれば何も苦労しないですよね。
目標を立てたら、次にやることは、「目標に向かっての具体的な何をやるのか」を決めることだと思います。
私「基本情報技術者試験に合格するために、どう進めていく?」
と聞いても、再び
新人「うーん・・・」
とまた悩み始めてストップ状態に。
ここまで来ると、申し訳ないですが、自分で何かを決断してくることを全くせず、つまり他の人が決めたことをそのまま実行してきたのかな・・・と思ってしまいます。
こちらから何かしら具体的な道筋を示すのは簡単ですが、そうすると、自分で考える機会を奪ってしまうことになって良くないでしょうから、たとえ多少時間がかかっても、自分で考えることをしてもらわないとダメなんでしょうね。
あと、その話の流れで、「趣味は?」とか「何かやりたいことはないのかな?」とか色々と聞いてみましたが、何も出てこず。
自分のやりたいことと仕事が必ずしもマッチングするとは限らないですが、何もやりたいことがない状態だと、なんのために仕事をしているのかもわかりませんし、モチベーションをどう保てばいいのかもわかりません。そして、働く意義がない状態だと、何を目標にしていいのか決められないとかそうなっちゃうのかもしれません。
人生、受動的に生きてもやはりそれは自分のためにもなりませんし、やはり自分で考えて自分で決めるといった能動的な生き方のほうがいいとは個人的に思います。