新人OJTネタです。
前回に続き、機能開発における仕様書のレビューについて。
仕様書のレビューをやっていますが、不思議とグルグル回ることが多々ありました。
1ページに大量の文章を書きすぎていて、全然情報が整理されていなかったので、「図や表を使って情報を整理してください」と指摘します。
そして次のレビューには、文章がすっかりなくなり、箇条書きや表と図で出てきました。
その表や図がものすごい大作。
超巨大でどこから読んでいいかがわからない…そもそも何についての表なのかがわからない。情報量が多すぎて、逆にわかりにくい。
図も、矢印が飛び交っていて、結局どの矢印が何を表しているのかがよくわからない。
そんなものが登場してきました。
私以外のレビューアも辟易していたみたいで、
「結局何を言いたいの? 結論はどこを読めばいいの?」
と聞いていました。実際その問いに対しては、
「どの案がいいかですが、一長一短で決められませんでした…」
という回答。
結局その後は、その古文書のようなものをみんなで読み解くことになり、質問大会になってしまいました。
結果、全然話が進まず、また次回に持ち越しということに。
そうすると、今度は図表も多少ありましたが、また長文が大量に…。
そんなことを繰り返していて、結局、ラチが開かなくなってきたので、個別にヒアリングしてまとめ方を説明しつつ作成してもらうことになりました。
最初は仕方ないとはいえ、どんな簡単な仕様レビューでも、必ずレビューが1回で終わることがないのは問題です。
どうやれば説明が伝わるのか、説明したいポイントは何か、といったことをいかに伝えるかということが大切ですが、それを理解するのはやはりそれなりに難しい部分はあるのかもしれません。
でも、それを乗り越えないと、説明資料を作成させることもできませんので、徐々にでも慣れていって、そういった見方をできるようになっていってもらうしかないですね。