■ バイオハザード リベレーションズ2
以前、バイオハザードリベレーションズをやりました。
リベレーションズシリーズは、ナンバリングシリーズの間を補完するような位置づけで出てきていて、登場するキャラもおなじみのキャラばかり。
時系列的には…こうなるみたいですね。
4のあと、バイオテロ対策組織として、BSAA と FBC が台頭、その争いにより覇権を握るためにテラグリジアパニック(海上都市テラグリジアでバイオテロが発生して崩壊した事件)がFBCにより起こされましたが、クリス・ジルが所属するBSAAによりその証拠を公開され、FBCは崩壊。
それがリベレーションズのお話。
その後、5では、アフリカ奥地での始祖ウイルス発見から、t-ウイルスの研究までが語られ、BSAA所属のクリス、ウエスカーに操られつつも無事に自我を取り戻したジルの2人が、初代バイオハザードからの因縁のアルバート・ウエスカーとの決着戦までが描かれました。
リベレーションズ2はその後のお話という設定のようです。
なので、ウロボロス・ウイルスだったり、5で登場した製薬会社「トライセル」などの用語は出てきてました。
リベレーションズ2の主人公は、クリスの妹の「クレア」と、1で登場した元STARSの同僚の「バリー」。
ただ、実際にプレーしてみた感想としては、クレアというよりは、バリーとバリーの娘の「モイラ」の、バートン親子が主人公でしょうね。
過去のトラウマにより、険悪な関係になってしまったバートン親子ですが、この事件の中でそのトラウマを克服して、親子の絆が深まるという、良いストーリーです。
もちろん、グッドエンドの場合は…ですが(苦笑)
■ Episode 1 : 流刑地にて
NGO組織である「テラセイブ」に所属しているクレアとモイラ。
そのパーティ会場に突如、軍隊が突入してきて、拉致されるところから話はスタート。
目が覚めると、いきなり見知らぬ場所に。
近くでモイラを発見して、脱出を試みる…というのがエピソード1のお話。
バイオ5や6のようにツーマンセルでの協力になりますが、リベレーションズ2では役割がしっかり分かれているのが面白いですね。
- メインキャラ(戦闘・力仕事担当): クレア、バリー
- サポートキャラ:モイラ(懐中電灯)、ナタリア(ナタリアセンス)
しかも、サポートキャラがライト照射や指差しを行うことで拾えるアイテムもあるので、探索も楽しいですし、そういったアイテムを取らずに進むと、意外に武器や回復アイテムがカツカツになるので、探索も重要に。
良いシステムですね。
操作キャラの変更も簡単。
アイテム探しのために頻繁に入れ替わることになりますし、素早く入れ替わることで、ライト照射で動きを止めてからの体術といったコンビネーションも決められるので、そういった要素も楽しいです。
アイテムも枠数が決まっていて、ボックスがないため、アイテムを常に整理して場合によっては取捨選択していかないといけないですし、回復のハーブは、長押しで回復という、うっかり間違って使ってしまわないようになっている親切使用。
このあたり、バイオ7やバイオ8では間違ってボタンを押してしまい、回復薬を使ってしまったりすることがあるシステムになっているのはもったいないです。
あとは、入れる扉も何の鍵が必要かもわかりやすいのがいいですね。
それ以外では、スキルを覚えられますが、宝石を取るとそのスキルポイントがもらえます。探索をするメリットにもなるのでいいですね。
あとダメージを受けると、残りHPによって、画面(カメラ)上の血の量も増えていくので直感的にわかりやすいというのもありがたいです。
武器の切り替えも、十字キーで簡単に切り替えられますので、これも楽。
ハンドガン、ショットガン、マシンピストルあたりは用途により使い分けるのでこういったシステムだとわかりやすくていいです。
モイラのアシストプレイもなかなか楽しいです。
それにしても、ライトの用途が意外に多いので、モイラの活躍場所は相当多いです。
むしろ、戦闘:クレア、それ以外:モイラといった感じですので。
あとは固有武器であるバールも大活躍。扉に打ち付けられた板を外したりするのにも必要ですが、リーチも長いので、敵を殴るのにも役に立ちます。
あと、武器強化という点では、前作リベレーションズと同じように、バーツボックスを拾うことで、武器にパーツをつけていく形で強化。
好きなようにカスタマイズできるので、自由度もあって楽しいです。
ストーリーのほうですが、舞台は収容所。いわゆる刑務所ですね。
脱獄対策用に、色々なトラップがあって、迂闊に近づくと即死することも。
ただ、利用することで敵も簡単に倒せるので、立ち回りは重要です。
収容所最後では、脱出時の時間稼ぎとして、火炎放射器を使うか使わないかを選ぶことに。
最初は何が違うのかと思いましたが、
- 火炎放射器を使う→クレア編は敵の侵入を防げて楽、バリー編では火炎放射器を止める作業が必要。
- 火炎放射器を使わない→クレア編の最後の脱出はちょっと大変、バリー編は火炎放射器を止める一連の作業を全て飛ばせ、強化パーツも手に入る。
と大きく展開が変わりました。
火炎放射器を使うことで敵の侵入を完全にシャットアウトできますが、バリー編でも入ることができなくなるので、どっちを選ぶかは悩ましいですが、自分の行動があとの行動に影響を及ぼすシステムは面白いです。
ただ、初回プレー時だとクレア編は武器も弱く、弾も少ないので、火炎放射器を使うほうが楽ですね。
一応、火炎放射器を使わないと、トロフィーもあるようです。
そして収容所を出たら電波塔へ。
ここで助けを呼ぶところでエピソード1のクレア編は終了。
続いてバリー編。
モイラのSOSメッセージを聞いて、島へやってきたバリーですが、描き方がうまいですよね。この時点では、すぐに来たのか?と思えるくらいの感じでしたが、実際は全然違いましたので。
島に到着すると、一人の少女(ナタリア)と遭遇。一緒に行くことに。
バリーの武器は、ハンドガン、マシンガン。
そしてバリーといえばこれ、マグナム。
最初から所持しているのは嬉しいですね。もちろん、もったいなくて結局は温存することになりますが(笑)
そういえば、今回もハーブの調合はありますが、あるのは「レッド+グリーン」のみ。
しかも、調合すると3つになるという単純仕様。ハーブの効果があがるのではなく数が増えるというのはわかりやすくていいですね。
バリー編では、クレア・モイラのいた収容所を超えて、同じく電波塔へ向かうのが目標。
収容所はMAPが同じなので、さほど苦労することはないです。
ただ、電波塔へは道が崩れていて通れないので、迂回するというところが違います。
バリー編でまず厄介な敵といえばこいつですね。
ウロボロスウイルスのB.O.W.である、レヴェナント。
弱点部位が個体ごとにランダムで、そこを狙うと弱点が露出。それを破壊すれば倒せるるという敵。
しかし、バリーだとその弱点部位が見えず、闇雲に打っても弾がもったいないだけ。
でも、ナタリアだと敵の弱点部位が色が違って見えるので、
- ナタリアで弱点部位を特定
- その部位をバリーで攻撃
というのが定番。
ナタリアは敵の位置もわかるので、バリー編は基本的にはナタリアで移動しつつアイテムを拾い、敵を見つけたらバリーに交代して戦闘というのが基本ですね。
そして電波塔に到着したら、エンディング。
ナタリアからは、モイラは死んでいるという衝撃の話が出てきますが…果たしてどうなんでしょうかね。
ストーリーの間には、達成した内容によりBPがもらえ、スキルを覚えられます。
つまりやればやるほど強くなれるというのもいいですね。