■ 天穂のサクナヒメ
前回は「ゆい」のイベントでしたが、今度は「ミルテ」のイベントが開始。
ミルテはエンディングでは、教えを広めるために麓の世に帰っていってしまいました。
それに繋がる話のようですね。
いつの間にか今の暮らしが当たり前になり、自分の叶えたいと思っていた夢が徐々に希薄に…。
確かに、満ち足りた楽しい生活をしていると、陥りがちな話ですよね。
サクナからすれば、今のこの生活が楽しいわけで、それが失われるということは考えていませんでしたので、ちょっとした恐怖ですよね。
そして夜の一幕。
田右衛門は逆にこのヒノエに残って、サクナヒメに使えることを決意していたようです。実際、この二人は仲が良かったわけですから、エンディングで離れてしまうのはちょっと物寂しさを感じましたので。
ただ、ミルテの決意は固いようですね。
ほんと、囲炉裏をみんなで囲った夕餉という楽しい時間が描かれているからこそ、エンディングで別れ別れになってしまうのは本当に悲しいです。
ただ、人それぞれ自分の夢、やりたいこと、考え方は異なりますからね。
それは仕事でもなんでも同じ。
今のプロジェクトで一緒に仕事をしていても、居心地が良くてそれで満足している人もいれば、新たな環境、スキルアップを求めて去っていく人もいます。
出会いがあれば別れがある…。
そういう意味で、「天穂のサクナヒメ」という作品はそういった面も描かれていて、改めて考えさせられる作品ですね。