ここ数年、ほぼテレビを見なくなり、ニュースや情報収集はほぼネットで…という状態になっています。
その中で、最近…というか今月(2023年2月)になってメチャメチャ見かけるのが、「回転寿司」を始めとした、飲食店でのテロニュース。
スシローでの「ペロペロ事件」を始め、醤油などの調味料を混ぜたり、他人の注文品にわさびを勝手に乗せたり、サービスで置かれているガリや紅生姜などを直食いしたり・・・と、テロリスト動画拡散が色々と見つかり、拡散されているようで。
正直、今になって発覚しただけで、今までにバイトテロのバカッターなども時々あったように、別に見えないところで行われていたために発覚していなかっただけで、日常茶飯事に行われていただけなのかなと。
それを、SNSの手軽さが相まって、「かっこいい」「勇者だ」と称賛されたり尊敬されたりチヤホヤされたいといった「承認欲求」をもっている人の中で、そういった行為が非常識で飲食店側にも迷惑を掛けること、自爆テロになることを理解できていない頭が悪い人が、動画や写真を公開してしまっているために発覚しているんでしょうね。
結果、自らの恥を全世界に発信しているということに気づいていないんでしょうね。
今回の問題点としては大きく2つかなと思います。
- そもそもその行為自体が非常識であることを理解できていない
- SNSで発信することによる影響を理解できていない
もっと前は、SNS自体がまだリアルタイム性も低く、かつテレビや雑誌などのメディアに取り上げられないとさほど広がらないということがあったために、「1.」の行為が実際に起こったとしても、店側と加害者側の狭い範囲で話し合いなり解決なりがされてしまい、あまり大事(おおごと)にはならなかったケースがほとんどだったのかなと。
ただ、SNSを手軽に使えるようになってしまったために、情報拡散の速度や対象が一気に増えてしまったこともあいまって、より多くの人、広い範囲に見えるようになってしまったのかなと。
こういうことこそ、学校教育で教えるべき時代になってきたんじゃないかなと思っちゃいますね。
学校って、学問に関すること(数学・国語・理科・社会など)を学びに行く場所と考えている人もいるかも知れませんが、実際にそうではなく、一般常識や社会生活を学ぶ場でもあると思います。
正直、こういうことこそ、学校で優先的に教えるべきことかなと思います。
私の個人的な考えになりますが、少なくとも、学校ではSNSや一般常識のことは絶対に教えたほうがいいと思っちゃいますね。
- SNSについて
→ ネット上での誹謗中傷、情報漏洩などは悪いことである
→ デジタルタトゥーは一生消えない。(残り続ける)
→ いくら身内(仲間内)でしか展開しないといっても、必ず漏れるリスクはある。
- 一般常識について
→ 自分のやっていることは、他人から見たらどう思われるか考えてみること。
→ その行為を実際に他人からされた場合、自分はどう思うのか?
むしろ、学校で学ぶべきことって、こういうことだと思うんですよね。
あと、もし「少年法」を盾にとるんだったら、そもそも店側も「未成年だけの入店お断り」としてもいいと思います。
子供だから責任能力の問題は直接問えないとするのであれば、やむを得ないですよね。
もしそれが駄目なら、例えば、入店するときに責任者の名前を書いてもらい、その人が責任者(未成年者を責任者とするのであれば、未成年だから責任なしという条件を外す)という形での入店を認めるなど、そういった規則を作っていくしか無いのかなと。
とにかく、お店側からしたら、客との信頼関係を少し失うことになりますが、仕方ないかなというとこですかね。
それは一部の非常識な人間のせいですが・・・。
そうしないと安全が確保できない、信頼性が持てないというのは、大変残念ですね。
あと、YouTubeとかを見ているとよく見かけますが、とにかく叩いてる人が多すぎること。
必要以上に取り上げたり、間違った情報、未確定情報を確定情報のように見せるYouTuberが多いせいで、無駄に悪い印象が増幅されて拡散されてしまっている気がします。
実際、動画によっていはそのサムネイルを見ると「賠償額 百何十億円」とか書かれているのを見かけますが、それは株価の下落損失であって、実際の賠償額ではないはずで。
仮に最終的にそうなったとしても、現時点ではまだ未確定。
それをあくまで正しい決まった情報として、間違った情報を拡散する方は責任を問われないんですかね?
拡散する方、報道する方もモラルが崩壊している印象です。
そして、日本の食の安全性の崩壊、モラルの低さが世界中に広がることで、日本経済の悪化につながる可能性が高まることも気になりますね。