■ DRAGON QUEST ユアストーリー
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以下、ネタバレありなのでご注意を。
少し前ですが、観てきました。
前評判でも賛否が分かれているように、最後の展開は正直、なくても良かったかなと思います。
ストーリー
主人公が生まれるところから始まり、その後、マーサ(主人公の母親)がさらわれ、パパス(主人公の父親)が主人公とともに、マーサを救う旅に出る…という皆様ご存知の「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」のストーリーです。
最初がSFC版のゲーム画面なところがちょっと懐かしくてよかったです(笑)
そして、ストーリーは、少年時代の山場、ラインハットへ。
さらわれたヘンリーを助けに古代遺跡に行きますが、そこでゲマとその配下(ジャミ・ゴンズ)と戦いますが、主人公を人質に取られたことで、パパスは戦うことができなくなり、ゲマに焼き殺されてしまいます。
有名な『ぬわーーー!』のところですね。(再現度はバッチリ(笑))
そして、ヘンリーとともに奴隷になりますが、脱走。
そして、主人公の旅が始まるという感じです。
サラボナでのブオーンとの闘い、結婚式、そして、子供の誕生。
主人公と奥さんが石化され、子供に助けられ、そしてマーサと再会、ゲマとの決戦。
いい感じにストーリーをまとめた内容になっていました。
実際のストーリーとゲームとで違うところ
あくまで自分の気づきだけですが…
- ゴールドオーブがドラゴンオーブに変わっている。(つまり天空城が出てこない)
- 大神殿から脱出する際の展開(マリアを助けてそのお兄さんの手配で…ではなくそもそも二人とも出てこない)
- サンタローズに帰ったときにサンチョがいる
- 子供は息子のみ。(双子でない)
- 石化のタイミングは夫婦別々。(奥さんは大神殿でマーサに会ってから)
- 妖精の村の場所が違う
- マスタードラゴンは大神殿のふもとの町にいる
- 大神殿での最終決戦で戦うのがゲマ一味
- 大神殿での最終決戦にヘンリーとフオーンが助けに来る
- ミルドラースという存在(?)
感想
普通に面白かったです。
CGもきれいで、観ていても、その世界観に引き込まれますね。
モンスターもいい感じに描かれていますし。
ただ、賛否の部分であったのが、ゲマを倒した後のミルドラースという存在。
実際にはミルドラースではないのかもしれませんが…。
現実の世界の人間がゲームをしていて、そのキャラになりきって遊ぶ、それこそがRPGというジャンルのゲームのいいところであり、それで感情移入できるゲームことがいいゲームだと思います。だからこそ、ドラゴンクエストという世界が心地よく、楽しめていたんですが、最後に現実とそのゲームの世界との関係を、ドラゴンクエストという世界観を楽しんでいる最後に問いかけるような形で展開されても、それはどうなんでしょうね。
個人的にはあの世界はあの世界のまま、現実とはリンクさせない展開で終わらせてほしかった…という感想です。
そう思うくらい、あの映画の展開としてはちょっと残念な感じ。いらなかったかなと。
まあ、それを差し引いたとしても、別に見なくてもよかったとはならないくらいいい映画だったと思います。
ぜひ、ほかのドラクエシリーズでも映画化してほしいくらいですし。
しかし、それにしても、「ジャミ」と「ゴンズ」の扱いが可哀そうですね(苦笑)
ゲマの手下の幹部なのに、最後はあんな一瞬、雑魚モンスターと変わらないような扱いで死亡とか(苦笑)
せめて、パパスの仇で因縁があるだけに、もう少し活躍させてもよかったような…。
まあ、それほど人気があるわけではないのかもしれませんが。