Cou氏の徒然日記

ほのぼの日記ブログです。

『それでも太陽に憧れて』

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あそびごころ脱出ゲームシリーズ。

個人的に一番泣きそうになった(・・・というか泣いちゃった )作品です。

 

以下、ネタバレありです。

 

[ストーリー]

主人公は、男の子と女の子の二人。

ある実験施設に閉じ込められていて、そこからとある理由で脱出しようとするところから、スタートです。

目的は、施設の外に出て、この世で一番美しいという「タイヨウ」を二人で一緒に見ること。

 

なぜ脱出するのか、男の子と女の子のどんな境遇なのか、その実験とは何なのか・・・ということがストーリーを進めるごとに徐々に明らかになっていきますが・・・

それが本当に悲しい・・・。

 

話を進めれば進めるほど・・・研究所の脱出に近づけば近づくほど、ストーリーが気になって進めたい気持ちと、脱出したら悲しいことになってしまうことが分かっているため進めたくない気持ちとがぶつかることになりますね。

 

二人を助けるお世話係の人も、最後の決断は二人に託しますし、

最後のパスワード*1とか、完全に狙っていますよね。

 

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太陽の光を浴びることを許されない二人が、美しいと言われる太陽に憧れる・・・

本当にぴったりなタイトルですよね。

こういう境遇に自分がなったとしたら、果たしてどうしたでしょうね。

結末がわかっていても、自分の目的を果たすために脱出したでしょうか。

それとも、脱出しない道を選んだでしょうか。

どちらにしても、悲しい未来しか待っていないなら、せめて自分たちが望んだ道に進んだ、選んだという点で、悲しいながらも幸せな結果だったのでしょうか。

 

脱出ゲームですが、脱出以上にストーリーに引き込まれてしまう作品でした。

*1:「ALIVE(生きる)」