引き続き、統計検定のお勉強。
■ カイ二乗分布
「自由度 のカイ() 二乗分布」とは確率密度関数が以下の である確率分布のことを言う。
★ ガンマ関数
☆ ガンマ関数の特性
…といっても、t-分布と同じく、この式を覚えるのは大変で、計算も大変なので、統計検定2級の範囲では特に覚える必要はなく、どちらかというと、カイ二乗分布とは何かということを覚えれば問題ないようです。
t-分布では、標本平均の評価のためでしたが、カイ二乗検定は、母分散の検定や分布の適合度判定などに使われる検定。それに使われる分布が「カイ二乗検定」になります。
標準正規分布 から無作為に取り出した標本 について、
とすると、 は カイ二乗分布 に従う。
そのため、正規分布 から取り出した標本 について、
とすると、もカイ二乗分布 に従う。
また、 の分布がそれぞれ に従う場合、
の分布は、 に従う。
が に従う分布の場合、
- 期待値
- 分散
となる。
ただ、実際には母平均 や母分散 が未知である場合、標本平均 や 不偏分散 を使用することになるため、
は、はカイ二乗分布 に従う。(自由度が一つ下がる)
このあたりは、実際に演習問題を解きまくって掴むしかないですね。