前回からかなり空いてしまいました。
忙しいとどうしても後回しにしちゃいがちなのがよくないですね…。
引き続き、統計検定のお勉強。
■ 不偏推定量
以前、不偏推定量の定義は抜き出して書いていますが、あれだと正直何?という感じになるので、復習のために再度整理。
母集団から取り出したサンプル(標本)のサイズ(個数)を とする。
とした場合に、推定量の平均値が母集団の平均値に一致する推定量のことを「不偏推定量」という。
母集団から取り出した標本の平均は、母集団平均 を偏りなく推定する不偏推定量になる。
★ 不偏標準偏差
本来は とするところを、母集団平均 が未知数のため、 としているため、 となる。
は標本の平均値、つまり母集団の中の一部の要素の平均値であるため、各 の値は の値よりも小さくなる。
つまり、 となってしまう。
そのため、 ではなく で割ることで、過小評価になることを補正する。
実際に で割ればいいというのは、
と置いた の期待値を計算することで
となることから、
と補正することで、
となるところからですね。