Cou氏の徒然日記

ほのぼの日記ブログです。

実践の重要性

社会人になり何年もやっていると大体やることになるのが「新人教育」

私の所属している課にも新人が入り、私がその教育役(指導員)に任命されました。

実際、初めてではなくこれで実際には3回目くらいなので、それほど戸惑い自体はないですが、難しいのは、やってくる新人がどういう人なのかというのが毎回違うというところでしょうか。

私のところでは、主にソフトウェア設計、プログラミング、テストといった一連の工程をこなしているわけですが、入社前に設計をやったことがあるというのはいないですし、プログラミング自体もほぼやったことがないというがほとんど。

そんなわけで、技術や製品知識を教える一方で、設計の仕方や考え方、ドキュメントの作り方・書き方も教えていかなければなりません。

 

私が今までの経験から思うことは、やはり、実践あるのみ・・・というところでしょうか。

資格試験とかでもそうですが、正直、テキストを眺めているだけでは何も身につきません。せいぜい用語が覚えられる程度。

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もちろん暗記科目であればそれで良いと思いますが、技術を身につけるとなれば、正直、実際に自分で解いたり、答案を作ってみるということをやらないと駄目です。

演習問題を自分で解くことでようやく力が付き、自分のものにできていくのだと考えています。

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プログラミングでも、何かいい例を参考にするのは良いですが、何も考えず、丸写しやコピペで作ったら意味がないです。

(理解しているうえで時間短縮のために・・・ということは別に問題ないと思います

なぜそういう風に書く必要があるのか、そういったことを理解した上で自分で書いてナンボです。

 

正直、即戦力を求める職場によっては、少しでも戦力として使うために、自分で考えさせずに、なぜその作業をやるかということは説明せず、ただやることを全て指示する人もいると思います。

ただ、結局そうすると、指示がないと動けないただの指示待ち人間が生まれてしまう結果になるだけだと思います。

どんな作業にも、どうしてそれをやる必要があるのかを説明して理解してもらうことは本当に大切。そうしないと、自分で考えるということがいつまでもできずに、ただ、与えられた仕事をこなして、それで褒められて、その先何も成長しなくなってしまいます。

作業に対する答えも全部教えるのではなく、ヒントやコツだけは教えて、考えないといけないところは考えさせるようにするのが私のやり方です。

 

このあたり、職場によっては合う合わないというのがあるので難しいとは思いますが、結局は本人のためにどう向き合っていくかなのだと思いますね。

ただ、本人が望んでいなかったり、本人が成長する気が全くなかったら、どんなにこちらが頑張っても意味がありません。

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そういった場合は上司と相談して、場合によっては諦めて、ただ指示して作業をお願いすると言う形になってしまうこともあるかもしれませんが・・・。

そうなってしまうのは、本当に残念ですけどね。