新人OJTネタです。
機能開発における仕様書のレビュー。
今回、仕様を説明するために、初めて仕様書を自分で書いてもらうことに。
そして、その仕様書の説明会に向けて、まずは個別にレビューで説明してもらいましたが…
・・・うん、分からん(笑)
第一印象は、何を言っているかがチンプンカンプン。
最初に出てきた初版を見ると、文字がずら〜〜っと書いてある状態。
箇条書きもなければ、図も表もない…。
国語のテストとかでよく見る「長文」が果てしなく続いているような感じですね。
・・・ちょっと目を離すと、今どこを読んでるんだ?というような内容。
これでは、聞いている方は何が書いてあるかがさっぱり・・・。
なので、箇条書きや表、図を使うなどして、視覚的にわかりやすい資料を作るよう参考資料などを交えつつリライトしてもらったところ…
うん、今度は複雑な図や表がいっぱい。
巨大な表にはいっぱい文字が書かれており、どこに何が書いてあるかを把握するのが大変な状態…。
図も、矢印が飛び交い、吹き出しや矢印がテキストボックスと重なっていて、下に何が書いてあるかが読めない…
といった状態に。
当人は、「書きたいことは全部書きました!」とご満悦な状態。
実際、説明を聞いていても、表の後半に差し掛かったときには、ヘッダ部が見えず、何の列や行の説明をしているのかがわかりにくかったり…。
内容を知っている人はまだギリギリついていけますが、知らない人が聞いたら間違いなくパンクするだろうな…というボリューミーな内容に。
結局のところ、目的は「知らない人に説明して理解してもらうこと」であることのはずが、ただ「自分が知っていることをただ書いた」という状態になってしまっていました。
仕様書もプレゼン資料もそうですが、自分本位で自分向けに作ってはダメです。
自分は内容を知っているので、当然自分本位に作った資料は、予備知識のない説明を受ける側には理解が難しいものになります。
そうなると、もうチンプンカンプンで、プレゼンの内容についていけなくなり、そのプレゼンの内容を理解しようとするモチベーションがなくなり、もう理解しようとすることを放棄してしまいます。
結局は、こういった資料を作るときは、いかに自分の資料を客観視できるかになりますね。もちろんそれは難しいので、出来ない場合は、周りの人に見てもらって意見をもらうという形で行くのがいいでしょうか。